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堀川城跡

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遠江を手中にしていたと、今川氏への忠信が強かった気賀の村人たちにより、永禄10年(1567年)に築かれました。
場所は、その80年前に起きた明応地震によって、浜名湖が海と繋がってできた三角州の湿地帯。一見無防備に見えますが、湖を背にして、前面に都田川の水を引き、満潮時には湖水がまわって島のようになり、船を使わないと城には入れないようになっていたといわれています。
しかし、徳川家康の猛攻の前にはこの細工もむなしく、ひとたまりもなく陥落しました。
この戦は、悲惨きわまりないものでした。
永禄11年(1568年)三河の岡崎城から遠江に侵攻した家康は、井伊谷城、刑部城を落とし、引馬城からも今川勢を追い出して掛川城に迫りました。そこで一度三河に戻り、再び出陣して翌年の3月、干潮を見計らい3千の軍勢で、堀川城に攻めかかりました。
堀川城の城兵2千人の大半は、老若男女が入り交じった武装した農民でした。抵抗しましたが、戦慣れした徳川軍にかなうはずもなく、1日で落城。さらに後日、家康は籠城抗戦を主導した者たちを惨殺し、都田川の土手に首を並べたと伝えられています。
家康の若き日の汚点となる、残虐な行いだったとされています。
現在、堀川城があった地は、田園の中に、ぽっかり浮かぶ緑の島のように見えます。城跡には、『堀川城跡・古戦場』の石碑と、小さな首塚が一基あり、その所在を知らせています。
また、城址の北600mほどのところに、『堀川城将士最期の地』があります。多くの村人がここで処刑されたことからこの地は獄門畷と呼ばれています。

基本情報

住所 〒431-1305
静岡県浜松市浜名区細江町気賀5261 地図を表示
電話番号 0535224720

その他情報

アクセス・交通機関 ■新幹線
浜松
バスターミナル⑮のりばから気賀行きバスで約60分、「気賀」下車、徒歩10分/ 天竜浜名湖鉄道「気賀駅」から徒歩約15分
■東名高速道路
舘山寺スマートIC
舘山寺スマートICから約10分
■新東名高速道路
浜松いなさIC
浜松いなさICより国道257号、362号経由で約20分

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