おすすめスポット

SPOT

  • 浜松市
  • 観光スポット

東光院

  • 東光院

今川義元は、井伊直満と直義の兄弟に謀叛の疑いをかけて自害させたあと、直満の嫡男である亀之丞(後の直親)も差し出すように井伊家に命じました。(※井伊直親の墓の項参照)
そのとき、直満の家老で忠義に厚い勝間田藤七郎正実は「今村」と苗字を変えて正体を隠し、9歳の亀之丞をわらの袋に隠して背負って運び出しました。そして、黒田村(現浜松市引佐町)まで逃げると、「亀之丞は病死。今村は切腹(追い腹)した」と噂を流し、夜の闇に紛れて密かに能仲和尚が住職をしている東光院へ逃げました。能仲は、井伊家の菩提寺、龍潭寺の住職南渓和尚の弟子でした。
しかし、今川の捜索はやまず、すぐに追手が迫ったために、能中和尚の案内で亀之丞は信州(長野県)の松源寺へ逃げ、かくまわれました。
10年後、今川氏が衰え、父を謀殺した小野道好守が死んだこともあり、亀之丞は井伊谷に帰ることになります。警戒せずに帰郷すれば殺される可能性もあったため、帰路の途中にも東光院にひと月ほど滞在し、情勢や様子を窺ったといわれています。
現在の東光院は、西光院(引佐町渋川西平)があった場所に建っています。山門は東光院から移築しましたが、木管は西光院のものが使われています。
東光院の墓所には直親と、開山した幽泉和尚の墓があり、直親の位牌もあります。また、薬師堂は、弘治元年(1555年)に直虎の父、直盛が寄進したといわれています。

基本情報

住所 〒431-2537
静岡県浜松市北区引佐町渋川267 地図を表示
電話番号 0535450142

その他情報

アクセス・交通機関 ■新幹線
天竜浜名湖鉄道「金指駅」より車で約25分(所要時間目安)
■新東名高速道路
浜松いなさIC
国道257号、県道47号経由で約15分

一覧に戻る