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渓雲寺

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直虎の曾祖父である井伊直平は、1489年(諸説あり)に井伊谷城主、直氏の嫡男として生まれました。家督を譲ったあとも長く生きましたが、その間、子の直宗、直満、直義、孫の直盛、直親に、次々に先立たれてしまいます。
渓雲寺は、厳しい運命に翻弄された戦国の井伊家を見つめてきた、直平を祀る菩提寺です。
井伊家の伝記によると、今川氏真が高齢の直平とともに信長への弔い合戦をしかけた際、直平の陣から出火。孫の井伊直親の殺害を氏真が命じたことを直平が怨み、軍にダメージを与える目的でわざと火を出したのではないかという疑いを今川に抱かれてしまいます。
そして1563年、当時曳引馬城の城主だった直平は、氏真の命で武田勢にねがえった今川の家臣、天野氏の征伐を命じられて犬居城に向かう途中、急死。一説によると、家臣に毒を盛られたためといわれています。
直平の死後、従者の大石作左衛門は亡骸を故郷に馬で運ぶと、この渓雲寺で弔いました。
直平が、その長い生涯を閉じたのは、跡取りである、虎松(後の直政)の後見人となった2年後のことでした。
直平亡きあと、その思いを継ぎ、女城主となって虎松を時代の荒波から守ったのが直虎です。虎松は後に直政と名乗り、徳川家康に仕えて華々しく活躍します。
その土台には、辛苦に耐えた直平の生涯があったのです。

基本情報

住所 〒431-2202
静岡県浜松市北区引佐町川名430 地図を表示
電話番号 0535224720

その他情報

アクセス・交通機関 ■新東名高速道路
浜松いなさIC
国道257号・県道68号経由で約20分
■その他
(バス不可)天竜浜名湖鉄道「フルーツパーク駅」より車で約20分(所要時間目安)

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